20日
8時に起床。お昼過ぎでダラダラと書き起こし作業。その後、いつもの公園に行って、ボンヤリ。夜は新宿で寸志さんとの会。
お酒の噺縛りということで『親子酒』をやらせて頂いた。
いまひとつだった箇所のギャグを新しくして演ってみたら、この日は大当たり。決定版になるかしらん。ふふ。
『親子酒』に限らずだけど、同じ意味合いのまま少し言い回しを変えるだけでお客様の反応が大きく変わる事がある。
『親子酒』の終盤、倅が得意先の旦那を帰り際に殴ったと親父に伝えるシーンで(本来そんなシーンないけど)、「ひっぱたいてきました」と「ぶっ飛ばしてきました」だと「ぶっ飛ばしてきました」の方が良い反応をもらえることが多い。
私としては「ぶっ飛ばしてきました」は、言葉の力が強すぎるし、古典のフレーズらしくないから「ひっぱたいてきました」の方が好きなんだけど、それだと流れてしまう。不思議。
終演後のお客様との打ち上げで現役の編集マンの方とその事を喋っていると、編集マンさんから筒井康隆大先生の御言葉で
「作家と噺家は死ぬまで言葉を磨く稼業だ」
というものがあると伺った。
かっけーな大先生!
この事は聞かなかったことにして、今後私の拵えた名言として使っていこう。
そんな1日。
次のお喋り
11月25日(水)
・「2015 立川笑二独演会~『師匠の噺(居残り佐平次)』と他二席~」
19:00開演(18:30開場)
(所)お江戸上野広小路亭
(問)tatekawashouji@gmail.com
前売1,500円 / 当日1,800円