泳がせる隙を与えない人も好きだけど、充分に泳がせた上で飲み込んでくれる人はもっと好き。
なれるかなぁ、無理だろうなぁ。
昨日は、8時頃に起床。
そこから、お昼まで公園へ。
お昼からは、西荻窪で、古典廻し#1-2。
小痴楽兄、正太郎兄、宮治兄、笑二
というメンバーが西荻窪の築81年の歴史を持つ格好の良い会場で、毎月取り組みを変えながら二人会を演るという企画の落語会。
このメンバーの中に入れてもらえた事が嬉しいし、このメンバー相手に戦えないと生き残れないはずなので1番後輩という立場から全力で。
昨日の相手は小痴楽兄さん。
兄さんとは今年の春頃ににっかん飛び切り落語会でご一緒させて頂いた。
その時兄さんは、開口一番で上がった私の『真田小僧』を聴いて面白がって下さり、その日の打ち上げにも連れて行って頂いた。
色んな事を喋ってくれてただただ笑いっぱなしだったのを覚えてる。
そんな兄さんとこんなに早く同じ土俵で演らせてもらえるとは!主催者様に感謝感謝。
私は、仲入りで『猪買い』、食い付きで『鮫講釈』を演らせて頂いた。
『猪買い』は持ちネタの中で1番好きな噺。冬の噺だし、内容がドッシリしているので前座の頃はあまり演れなかったが今年からは心おきなく演れそう。
『鮫講釈』は2年ぶりに演った。もう一つ、なにかが足りないと感じていてしばらく演っていなかったが、この夏に隣の吉笑兄さんの部屋から何度も何度もこの噺が聴こえてきて嫌でも考えさせられたので、その時に思い付いた要素を入れて演ってみた。
手応え充分。尺は短いけど中身はギュッとしてるし今後は持ちネタとしていけそうな気がする。
好きな噺も演れたし、相変わらず兄さんは面白いし、めちゃくちゃに楽しかった。
夜は両国亭で、宮治兄さんとの二人会。
臆すると一気に飲まれる気がしたので楽屋入りした時から帰る時まで気が抜けなかった。
開口一番で『弥次郎』、トリで『大工調べ』を演らせて頂いた。
トリの『大工調べ』は、兄さんがガンガンに沸かせた後だったのでラスト5分だけで取り返せば良いと思い、前半は控え目に。でも控え目過ぎた気もする。
流石にちょっとへばってて啖呵は不安定だったけど安定の与太郎さん。ヒリヒリした。
兄さんには打ち上げにも連れて行って頂き、独演会に関するアドバイスまで頂いた。
あれで真面目モードに入れるから卑怯だよな。かっけーよ。
帰り際にはハグもして頂いた。
ハグしてもらうのは左談次師匠以来かな?
結構、嬉しかったりする。
笑笑辺りで試してみようかしら。
帰りの電車で爆睡。笑笑に起こしてもらわなかったら終点までいってたかも。
そんな1日。
次のお喋り
11月26日(水)13時30分開演
「日本橋お江戸寄席」@お江戸日本橋亭
【主任】三遊亭好楽